今日は最近、台風による被害で多くみられる屋根工事についてお話します!
屋根のカバー工法というのは、既存の屋根材の上から屋根を重ねて取り付けるような工事です。
そして、この屋根のカバー工法は、廃材が出ないことと、工期が短いことで工事費用を抑えることが出来るので、最近はほとんどのお宅がこの屋根のカバー工法で工事をさせていただいております。
ただ、この屋根のカバー工法は全てのお宅でできるわけではなくて、一部出来ないお宅があります、
それは、下地が傷んでしまっているお宅と、瓦屋根などのカバー工法に向いていない屋根材のお宅は、葺き替え工事で改修させていただいております。
そして、このカバー工法は屋根材を重ねて取り付けるので、屋根が重くなります。
地震が来た時に建物の重心が高くなるので、地震の際の揺れが大きくなったり、万が一雨漏りした際に雨漏りの場所を特定することが難しくなるので、葺き替え工事をさらにしなくてはいけない場合もあります。
もちろん、屋根の葺き替え工事にもデメリットはありますが、カバー工法も葺き替え工事も定期的に点検しておけば大事に至ることはありません。
今回説明する屋根の葺き替え方法は、瓦屋根を想定して説明しているので、屋根材の種類によって工程などが異なる場合がございます。
屋根の葺き替え工事の最初の工程は、まずは足場をかけることです。
足場の設置はカバー工法の説明の時に書きましたのでそちらにも載っているのでぜひ見てください!
足場をかけたらまずは、瓦を撤去し、その上に野地板というものを張っていきます!
野地板とは、屋根の下地材です。
次は防水シートを張りつけていきます。
防水シートは雨漏りなどから屋根を守るために大切なものですよね。
防水シートは隙間から雨水が浸入してこないように、軒先の屋根の下側からつけていきます。隙間なく貼り付けていくために防水シートを約10cm程重ねて貼ります。
防水シートを張りつけた後は、新しい屋根材の瓦を設置していきます!
屋根材を設置して、最終確認を行って、なにも異常などなければ、これで足場を解体して完工となります
葺き替え工事の工期は、屋根材の種類にもよりますが大体約10日ほどで完工致します。
カバー工法に比べると少しお値段が高くなってしまいますが、これからの雨漏りのリスクやメンテナンスの頻度などを考えると、葺き替え工事のほうが長持ちはします!
ただ、最初にお話しした通り、カバー工法であっても葺き替え工事であっても、どちらも点検や定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。
点検などを行って、少しでも小さな異常などを早期に見つけておけば、屋根材の寿命は全く違います!
なので、もし最近工事をしたお宅でも、5年以上前に工事を行ったお宅でも、定期的な点検を行うのを忘れないようにして現状維持できるようにしましょう!!
そのためにご相談いただければ、すぐに点検しにお伺いさせていただきます!