屋根工事ブログ

2020年8月25日更新

増えてきている屋根のカバー工法の工程

最近、屋根のカバー工法のご依頼が増えてきています。

カバー工法は、廃材が出ないので、工事費用も葺き替え工事と比べれば抑えることができます!!

そして、工程も少ないため、短期間で工事することが出来ます。

ただ、カバー工法は全てのお宅でできるわけではありません・・・。

日本瓦やセメント瓦などのカバー工法の工事ができない屋根のお宅と、カバー工法はできる屋根材の種類だけど、屋根の傷みが激しいお宅の場合は、カバー工法で工事することが出来ません。

屋根の下地を再利用して、その上からまた屋根を乗せるイメージなので、下地が傷んでいる場合は、葺き替え工事が必要です!

なので、カバー工法でできるかどうかは、しっかりと下地と屋根の状況を確認してから決めています。

 

まずは、カバー工法の工程をご紹介いたします!

カバー工法で一番初めに行うのが、屋根の棟板金と言って屋根の一番上の部分を取り外していく作業です。

棟板金を外したら次は、ルーフィングと呼ばれる防水シートの張り付けです!

防水シートは、屋根の内部に水分が浸入するのを防いでくれます。

軒先と言って、屋根の下部分から上に順番に張っていくのですが、ここで約10㎝ほど重なるように張ると、しっかりと水分が隙間から入るのを防いでくれます。

 

 

防水シートが張れたら次は新しい屋根材の設置です!!

 

軒先や谷棟の部分を取り付けてから屋根材を設置します。

そして、問題などないか最終確認をきっちり行い、何もなければ足場を撤去して完工となります。

 

 

カバー工法は工事費用も安くなり、そして工期も足場設置から解体まで約1週間ほどで完了致します!

屋根の葺き替え工事も約10日程で完工しますが、工事費用は全く異なります。

 

そして、カバー工法は屋根を重ねて行うので遮断性と遮音性が向上します!!

ただ、いいこともあるのですが、カバー工法にもデメリットは存在します・・・。

 

万が一、雨漏りなどが起こった場合、原因の特定が少し困難になる場合があります。

屋根の構造が二重になるので、雨漏りしたときには、既存の屋根材と、カバー工法で重ねた屋根材両方を撤去して、新たに屋根の葺き替え工事をしなくてなりません。

そうならないためにも、カバー工法をご希望するお客様のお宅の屋根の状態をしっかりと見て、下地に傷みなどはないかどうか検討して、そのお宅に一番合った工事方法をご提案させていただいております!

まずは屋根工事の業者をお探しでしたら、お気軽にお問い合わせいただければ、一度お見積りにお伺いさせていただきます!


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有限会社西俣板金工業
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